Our Story
幼少期、親の仕事の都合で海外に住んでいた時期がある。そこで目にしたのは、自分と同い年くらいの子どもたちが学校に行けていない現実だった。家が貧しく、親の仕事を手伝わなければならない。自分たちは当たり前のようにご飯を食べ、家に住み、学校に通っていたが、彼らはそうではなかった。
「なぜだろう?」と考えた。家が貧しければ仕事を手伝わなければならない。お金がなければ豊かな生活はできない。幼いなりに出した結論は単純だった。大人になったら、あの子たちやその家族の生活を豊かにできる仕事をしよう。この問いが、その後の全ての出発点になった。
就職する前から自分でビジネスを始めていた。不用品を回収して必要な人に届ける仕事、インターネットで仕入れて販売する仕事。自分にできることで、誰かの役に立ちたい。その延長でデザインの仕事を始め、ITやマーケティングへと広がっていった。
気づけば、中小企業との直接取引は800社を超えていた。社員の方を含めると、向き合ってきた人の数は10,000人以上になる。業種を問わず、社長と一対一で向き合い続けた172,800時間。
その中で繰り返し目にしてきた景色がある。どの社長も、自社のサービスへの情熱は本物だった。素晴らしい商品がある。素晴らしい技術がある。でも、それが世の中に届いていない。人がいない。時間がない。「本当はもっとこうしたいのに」——リソースが追いつかないもどかしさを、何百人もの社長の口から聞いてきた。
そして自分自身も、まったく同じ壁の前に立っていた。会社員と個人事業の掛け持ちで、月500時間以上働いていた時期が10年以上続いた。1日17時間。もちろん休みの日なんてない。365日1日も休まず、10年間走り続けた。それでも足りない。やりたいことがあるのにリソースが追いつかない。「もっとこうしてあげたい」という理想と現実の間で、ずっともがいていた。
生成AIに初めて触れた時、衝撃を受けた。文章で聞けば答えてくれる。あらかじめルールを組んでおけば、一言伝えるだけで的確な回答が返ってくる。音声で会話するように壁打ちができる。
すぐに実務に取り入れた。AIを活用したロープレ環境を作り、社員が好きな時間に練習できる仕組みを整えた。上司や講師がいなくても、一人で成長できる環境。実際に好評を得た。
172,800時間かけて積み上げてきたもの——10,000人以上との対話で得た現場の解像度、人材育成の設計技術、業務フローを組み立てる力——と、AIの可能性が交差した。「この掛け合わせがあれば、仕組みで解決できる」。172,800時間分のもどかしさに、初めて答えが見えた瞬間だった。
「この掛け合わせがあれば、仕組みで解決できる」
172,800時間分のもどかしさに、初めて答えが見えた瞬間。
最初は失敗した。一人で全てをこなす「完璧なAI」を作ろうとした。マーケティング、セールス、コンテンツ作成、財務、品質管理……全てを一つのAIに詰め込んだ。しかしこれは、自分が172,800時間かけてやってきた「一人で全部やる」の再現に過ぎなかった。情報が増えるほど回答の品質が落ちる。一人に全部やらせたら破綻する——人間でもAIでも、それは同じだった。
ここで気づいた。作るべきは「一人の天才」ではなく「役割を持ったチーム」だと。それぞれに専門領域を持たせ、ルールを設計し、仕事の振り分けとフィードバックの仕組みを構築する。これは自分が人材育成の現場でやってきたことと構造的に同じだった。人を育ててきた設計技術が、そのままAIチームの設計に転用できた。
ここから30ヶ月に及ぶ改善が始まった。プロンプトの調整だけで3,000回以上。Webサイトの改修は400回を超えた。8名のAIスタッフそれぞれに専門領域を設計し、承認フローを3ルート並列で構築。指示書は832行から123行に圧縮し、処理効率を80%改善した。そして今も、毎日改善は続いている。
この仕組みを支えているのはAIの技術だけではない。172,800時間の実務経験、10,000人以上との対話、人材育成の設計技術、そしてAI活用の技術。この4つが一人の人間の中で交差しているからこそ、この仕組みは生まれた。同じものを作ろうとしても、同じ道を歩んでいなければ再現できない。
そしてこの仕組みは、一社一社の業務フローに合わせて手作業で設計する。量産はできない。同時に対応できる数には限りがある。
作るべきは「一人の天才」ではなく「役割を持ったチーム」だ。
人材育成の設計技術が、そのままAIチームの設計に転用できた。
172,800時間の蓄積。3,000回以上の改善。400回の改修。その全てを経て、ようやく「指示を出さなくても動く仕組み」が完成した。この道のりを、あなたが繰り返す必要はない。172,800時間かけて辿り着いた答えを、あなたには90日で届ける。まずは30分、御社の業務について一緒に整理するところから始めませんか。